1962年7月29日公開の映画ですから、
私はまだ小学生3年生くらい、
その頃、宮崎市から北九州市に
引っ越す頃でした。
植木等が歌う「スーダラ節」や
「ハイそれまでョ」などの
挿入歌は、巷でヒットしていて、
年末の紅白歌合戦でも
クレージーキャッツが
「スーダラ節」を歌っていたのを
覚えています。
当時、この映画は見ていません。
その後、随分時がたってから、
日本のテレビで放映されたのを
見ています。
昨夜、日本映画専門チャンネル
の放映で久しぶりに見ましたが、
突き抜けたお笑いでとがった、
コメディ映画です。
植木等が突然、歌い踊る場面が
何度もあり、
後年の香港映画「少林サッカー」
(2001年、この映画も素晴らしい!)
で突然出てくる歌と踊りの場面を
思い出させてくれます。
ただ、映画「ニッポン無責任時代」に
出てくるような会社や社員は、
現実にはいくら高度成長期の昭和でも
ありえないでしょう・・・
大島渚監督は
この作品と「ニッポン無責任野郎」の
二本立て上映を見て、小林信彦に
「どうしてあんなに面白いんだろう」
(小林信彦著『日本の喜劇人』より)
と語ったといいます。
この映画に出てくる「太平洋酒」の
社屋に使用されているのは、
私が転職してサラリーマンとして
最後の23年を務めた会社の本店ビルです。
後年親しくなったK君が、
会社にまつわる面白い話の一つとして、
教えてくれました。
懐かしい・・・